色を解く
ー黄色 金色 黄金色ー
小鮒草コブナグサ
誰が付けたか、葉の形、群れる姿が小鮒の群生に似ているから小鮒草。
子供の頃、小川でよく小鮒の群生を見ましたが確かに。
2023年に収穫乾燥保存してあったものを煮出しました。
色素は褪せる事無く、落ち着いた綺麗な黄色に。
小鮒草は『黄八丈』の鮮やかな織物で有名ですが、堅牢度も高そうで硬質な黄色に感じます。
傾城小紫、伊藤小太夫紫が流行らせた紫と同様、古くは武家、大名の衣装が、江戸後期に浄瑠璃『恋娘黄八丈』で衣装に使われ、歌舞伎などにも町娘として華やかに多くの場面で飾られた事で、江戸中大流行になったとか。
流行色が生まれる背景は、興味深いです。








