灼熱の夏を待てず、、、
催しがあり諸事情もあって、藍染。
どの天然染料も総絞りを染めるには、そこそこの量と白目(括った状態)の染色前処理に時間が要するので、タイミングが悩み所。
京都で唯一?世界で唯一?、水田で藍を育て続ける保津藍さんの元へ。
若い女性主人は、数年前働き盛りの師匠 お父様を亡くされてから現在まで、無我夢中で工房を守り頑張っておられてます。
大正時代まで続いた京都市九条辺りで広大に栽培されていた「京の水藍(水田藍)」。
諸説あるけれど、現代版水藍に挑戦し続ける保津藍さんには、敬意を表します。
果実を採取すると和蝋燭の原料に、ビン髪油などなどにも古から仕様されている優れた木。
櫨染めに蘇芳を染め重ねたら「黄櫨染こうろぜん」。
鹿の子絞りに櫨染め後、蘇芳をかけて、、、思ったけれど、
特別な式典に天皇陛下が着用される植物染め「黄櫨染御袍」の禁色。
蘇芳を煮詰め出したところで、畏れ多くなってきて止めました。
「櫨」、一色だと黄土色、本疋田に染めると、それはそれで鮮やかで綺麗。
日本橋丸善にて、、間に合うか。
【日時 】 令和6年3月16日(土)~24日(日)
「日本橘 たちばな」にご興味ある方は、是非お越しくださいませ。