京絞り -際と余白の妙技-
絞り染め「京絞り寺田」

永遠の「名品小物」-板締め絞りショール

2012. 8. 20

家庭画報特選             

きものSalon編集部            板締め絞りの可能性

 

 

 

 

 

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                           絞り浸染 伝統工芸士  横井勝利

 

 

 

通常絞り染めは分業で、括る職方・染める職方は別々だが板締め絞りに関して

は一人もしくは一軒の染屋で完結する。   白生地を濡らした状態で約13m(着

物で)の生地を縦横屏風たたみして30~40枚の板を挟む。 作業中伸縮する生

地を素早くたたみ染めなければムラだらけになるため待った無しの染技。  一

見単純そうな作業だが薄く滑らかな絹の生地は扱いずらい。

 

 

10年ほど前までは数軒の板締めを得意とする染屋があったが現在複雑な着物

をたたみ染めれるのは多分横井さんのみ。工場には廃業した染屋の板が集まり

数百組積み上げられているが整理、修理、保管するのも一苦労。

 

 

 

IMG_1553.JPGのサムネール画像のサムネール画像

 

                   大きなマンリキで締められた状態。

 

 

 

 

IMG_1833.JPGのサムネール画像

         染め上がりの状態一発勝負、やり直しは見ての通り不可能。 

 

 

 

 

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 素材の多くは桜の木、糸鋸で荒切りして一枚ずつ紙ヤスリで形を整える。煮出し

て充分に木のアクを取りカシューを塗って出来上がり。

 

 

            

               全国の個性的な小物が搭載されており必見。

 

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家庭画報 きものSalon 編集部  書店にて

 

http://www.kateigaho.com/kimono/