京絞り -際と余白の妙技-
絞り染め「京絞り寺田」

きもの SalOn  「南仏・プロヴァンスの風」

2010. 12. 1

相澤慶子の挑戦 No,2         アルプスの花と蝶

 

 

 

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きものSalOn ・ 創刊30周年新装刊号”2010-”11

 

 

蛍絞りを舞い振る雪光に見立て、手描きでアルプスの永久花エーデルワイスを配した訪問着をこれまた永久国民的美少女、後藤久美子が南仏アヴィニヨンの邸宅で装い撮影に応じて頂いた。

 

6月下旬、ホッカホカ上がり立ての着物と帯を小脇に抱え、欧州を幾度と往復する制作依頼者相澤女史。帰りの免税店で買ったドイツ産の「 EDELWEISS・apfel・birnen・schnapstoii 」というシャレたエーデルの刺繍ラベルの酒を土産に頂いた。第二次世界大戦中ドイツ軍山岳部隊が飲んで極寒を凌ぎ志気を高めた酒とか・・・・

 

 

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着物/京絞り寺田 ・ 帯/森 康次 ・ 帯揚げ/宮川 ・ 帯締め/道明

 

 

ローズピンクの絞りと色合わせをしながら同時に作成して頂いた青紫色の帯は、敬愛する刺繍家・森 康次氏の艶麗な逸品。   峻険な山並エベレストを白と銀糸で 斬新に表現し、山脈を自在に飛び交い星型ビロード・エーデルワイスの花に翻弄されるアゲハ?蝶を色彩鮮やかに織り込むように縫いあげている。

 

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