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日本茜伝承プロジェクト展示会 第6回 ー茜さす日本の色ー
2024. 3. 8本日より始まりました。皆様の御来展お待ち申し上げます!2024年3月8日~12日(10:00~17:00 最終日16:00) -
筑前茜染
2024. 2. 25(一社)日本茜伝承プロジェクトの活動【筑前茜染】福岡 飯塚市立岩江戸末期、日本で初めて日本茜で「日の丸」を染めたと云われている地域、飯塚。昨年、美山に交流会に来られ、現在「飯塚市筑前茜染協議会」を立ち上げ、茜の栽培・染織の再生に市をあげて取り組んでおられます。3月8日~12日、和順会館での、「茜さす日本の色」展には、博多織技法で織られた「日の丸」を展示協力して頂く事になってます。綺麗に織られた日の丸です。又、畑から車で15分程近くに、「飯塚市歴史資料館」があり此方には、30年ほど前に、催し場所探しで白蓮宅と共に訪れ拝見した、飯塚市立岩「堀田遺跡」で出土した数々の前漢鏡や、土器が展示されています。当時、印象的だった鏡が、国指定重文 銘鏡「 日有喜 」。連弧文の一文が、【日有喜月有富】日に喜びあり月に富あり。改めて、拝見し損傷無く綺麗に保管展示されておりました。展覧会に間に合うか微妙ですが、鏡に刻まれた「日 月」を、日本茜(赤)と、日本橘(黄)で現在製作しています。 -
日本茜で染める
2024. 1. 14生命のいろどり今年の初植物染めは、美山の茜で「日の丸」尽くし。年末12月に収穫された茜を土付きで三週間ほど日陰干し、800g乾燥した根を20℃ほどの水で戻し、細かく刻んで3日間水に浸した。毎朝水を換え黄味をゆっくり排出した後、40分間80℃~90℃で火にかけて色素を抽出。生地は、塩野屋 服部創半氏が以前京都の蚕、「都浅黄みやこあさぎ」で織った生地「練貫ねりぬき」。縦糸に生糸、緯糸に練糸を用いた平織の極上絹。光沢が素晴らしい。室町・桃山時代頃までの、現存する絞り、辻ヶ花や縫箔の小袖はほとんど練貫が使われている。江戸時代以降の小袖は綸子・縮緬地に変わって行くが。日の丸柄の帽子絞りも芯の寸法、縫い方、括り方、染める時間、回数も変えて試してみた。絞り草木染めに於いては、試作の資料がたまる、たまる。試作で一生終わりそう。日本茜日本茜 -
日本茜 文楽衣装
2023. 12. 24国立文楽劇場
【初春文楽公演】
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/02_koen/bunraku/2023/202401poster.jpg「結yui」と「茜akane」
2016年2月、友人の紹介で吉田勘彌氏と出会い、浄瑠璃人形の衣装の話しで盛り上がり、成り行きで衣装製作の話しに、、、
安易に考えてたところ、「国立文楽衣装部」の方々に詳しく話しを聞くと、なかなか難解。後には引けず、博打。
何度か衣装部さんに通い、一年係で、無事仕上がったのが文楽衣装「結」。「結」のデビューは、2017年3月5日。
旧百々御所 宝鏡寺門跡 【春の人形展】に於いて、本堂で櫓を組み立て「伊達娘恋緋鹿子・火の見櫓の段」を、皆様の協力も熱く勘彌氏に公演頂いた。その5年後、
2022年12月【一般社団法人 日本茜伝承プロジェクト】で新たに植物染料(美山の茜と徳島の藍)を使用し、江戸時代の色彩を再現というお話で「茜」が誕生。「結」作成の経験があって仕掛かれたものの、染め上がり、無事に解くまでは期限も決まってた事もあり、実は一人でビビっていた。
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2024年1月初春文楽公演にて、勘彌氏にとっても私にとっても、当初からの「国立文楽劇場の舞台で本当の絞り衣装で公演」を、という想いが「結」にて実現します。
又、二階ロビーには、「茜」が展示される事となりました。国立文楽劇場
【初春文楽公演】
2024年1月3日~22日第三部
吉田勘彌氏 主使い
「伊達娘恋緋鹿子」
お七
八百屋内の段
火の見櫓の段是非、1月機会がありましたら、世界に類の無い人形劇 浄瑠璃 文楽を体感に!
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二葉葵の彩
2022. 8. 11二葉葵を染める?
秋の福井県鯖江市での催しのために。
「二葉葵と紫」がテーマで展示会をして欲しいとの鯖江市の依頼。「紫」は、近松門左衛門に続き、紫式部が数年鯖江に留まりお住まいになった事からと、、、少し強引な気もしないではないが、、、
既に「紫ゆかりの館」が出来ていた。
https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000026817「二葉葵」は、鯖江吉江町の数人の有志が20年近く前より数本の葵栽培を初め、今や小学校の中庭まで二葉葵畑を作り、育て、歴史と文化、化学を学び京都はもちろん、全国各地に二葉葵繋がりを強め広げている。