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出雲根紫 いずもしこん
2024. 9. 4古代出雲根紫研究会シンポジウム出雲大社北島國造館亀山会館8月31日〜9月2日まで、奇跡的に無事関係者が集い、開催されました。30日前日入りせねばならず、午前中公共交通機関が止まっていたため、台風に向かって手立てが不安。服部秀司氏のご協力で車で何とか無事出雲入り出来ました。草木工房山崎和樹氏は東京から、京大名誉教授矢崎一史氏も又仙台から無事に到着されました。29日舟木氏、矢野氏お二人からの連絡で「北島國造様にて神事お祓いを受け後、暗雲の空から陽光が射しました」と言う言葉に誘われ、皆様出雲入りを決行され集られたのだと思います。講演にも地元の方は勿論、遠方よりも多くの方々が参加頂きました事、大変感謝致します、ありがとうございました。出雲根紫、又京都での日本茜の生産者の方々も同じくですが、情熱、天命のような思いは、少しづつではありますが、広がって行く事を確信しています。シンポジウムに参加したと云うより、神事に参加させて頂いた思いです。 -
花吹雪 万葉を飾る
2024. 5. 214000坪の敷地、静寂な森の中に貸切温泉が7箇所。17棟の客室が佇む個性豊かな、「花吹雪」さん。2024年5月1日より、新たに「万葉の棟」を三棟増設されました。三棟内のツインベッドの頭の上には、京都美山の日本茜で染め上げた「みなも絞」、島根県 出雲根紫の「筒絞」、京都保津で建てられた琉球藍「京鹿の子本疋田絞」の額装が飾られています。「橘の君」 吉武利文氏の紹介で、一年前に訪れ自然の中にあって、モダンでファンタジーな世界に驚きましたが、棟内にも「絹・絞り・日本の色」を取り入れて頂いたのは、大変ありがたく感謝です。是非、不思議な森のファンタジーな空間を体感へ
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藍の世界
2024. 3. 30連日 植物の力保津藍灼熱の夏を待てず、、、催しがあり諸事情もあって、藍染。どの天然染料も総絞りを染めるには、そこそこの量と白目(括った状態)の染色前処理に時間が要するので、タイミングが悩み所。京都で唯一?世界で唯一?、水田で藍を育て続ける保津藍さんの元へ。大正時代まで続いた京都市九条辺りで広大に栽培されていた「京の水藍(水田藍)」。諸説あるけれど、現代版水藍に挑戦し続ける保津藍さんには、敬意を表します。 -
櫨ハゼを染める
2024. 3. 29植物の力櫨の木(戸田森林組合 産)秋には、鮮やかな紅葉を魅せる櫨ハゼ。果実を採取すると和蝋燭の原料に、ビン髪油などなどにも古から仕様されている優れた木。櫨染めに蘇芳を染め重ねたら「黄櫨染こうろぜん」。鹿の子絞りに櫨染め後、蘇芳をかけて、、、思ったけれど、特別な式典に天皇陛下が着用される植物染め「黄櫨染御袍」の禁色。蘇芳を煮詰め出したところで、畏れ多くなってきて止めました。「櫨」、一色だと黄土色、本疋田に染めると、それはそれで鮮やかで綺麗。日本橋丸善にて、、間に合うか。 -
日本橘の色彩
2024. 3. 15市政100年記念事業戸田森林組合主催へだたちばな が鎧を飾る時-天皇ゆかりの深いたちばなについて-【場所】 沼須御用邸記念公園【日時 】 令和6年3月16日(土)~24日(日)「日本橘 たちばな」にご興味ある方は、是非お越しくださいませ。