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櫨ハゼを染める
2024. 3. 29植物の力櫨の木(戸田森林組合 産)秋には、鮮やかな紅葉を魅せる櫨ハゼ。果実を採取すると和蝋燭の原料に、ビン髪油などなどにも古から仕様されている優れた木。櫨染めに蘇芳を染め重ねたら「黄櫨染こうろぜん」。鹿の子絞りに櫨染め後、蘇芳をかけて、、、思ったけれど、特別な式典に天皇陛下が着用される植物染め「黄櫨染御袍」の禁色。蘇芳を煮詰め出したところで、畏れ多くなってきて止めました。「櫨」、一色だと黄土色、本疋田に染めると、それはそれで鮮やかで綺麗。日本橋丸善にて、、間に合うか。 -
日本橘の色彩
2024. 3. 15市政100年記念事業戸田森林組合主催へだたちばな が鎧を飾る時-天皇ゆかりの深いたちばなについて-【場所】 沼須御用邸記念公園【日時 】 令和6年3月16日(土)~24日(日)「日本橘 たちばな」にご興味ある方は、是非お越しくださいませ。 -
日本茜伝承プロジェクト展示会 第6回 ー🔴茜さす日本の色ー
2024. 3. 8本日より始まりました。皆様の御来展お待ち申し上げます!2024年3月8日~12日(10:00~17:00 最終日16:00) -
筑前茜染
2024. 2. 25(一社)日本茜伝承プロジェクトの活動【筑前茜染】福岡 飯塚市立岩江戸末期、日本で初めて日本茜で「日の丸」を染めたと云われている地域、飯塚。
昨年、美山に交流会に来られ、現在「飯塚市筑前茜染協議会」を立ち上げ、茜の栽培・染織の再生に市をあげて取り組んでおられます。3月8日~12日、和順会館での、「茜さす日本の色」展
には、博多織技法で織られた「日の丸」を展示協力して頂く事になってます。綺麗に織られた日の丸です。又、畑から車で15分程近くに、「飯塚市歴史資料館」があり此方には、30年ほど前に、催し場所探しで白蓮宅と共に訪れ拝見した、飯塚市立岩「堀田遺跡」で出土した数々の前漢鏡や、土器が展示されています。当時、印象的だった鏡が、国指定重文 銘鏡「 日有喜 」。連弧文の一文が、【日有喜月有富】日に喜びあり月に富あり。改めて、拝見し損傷無く綺麗に保管展示されておりました。展覧会に間に合うか微妙ですが、鏡に刻まれた「日 月」を、日本茜(赤)と、日本橘(黄)で現在製作しています。 -
日本茜で染める
2024. 1. 14生命のいろどり今年の初植物染めは、美山の茜で「日の丸」尽くし。年末12月に収穫された茜を土付きで三週間ほど日陰干し、800g乾燥した根を20℃ほどの水で戻し、細かく刻んで3日間水に浸した。毎朝水を換え黄味をゆっくり排出した後、40分間80℃~90℃で火にかけて色素を抽出。生地は、塩野屋 服部創半氏が以前京都の蚕、「都浅黄みやこあさぎ」で織った生地「練貫ねりぬき」。縦糸に生糸、緯糸に練糸を用いた平織の極上絹。光沢が素晴らしい。室町・桃山時代頃までの、現存する絞り、辻ヶ花や縫箔の小袖はほとんど練貫が使われている。江戸時代以降の小袖は綸子・縮緬地に変わって行くが。日の丸柄の帽子絞りも芯の寸法、縫い方、括り方、染める時間、回数も変えて試してみた。絞り草木染めに於いては、試作の資料がたまる、たまる。試作で一生終わりそう。日本茜日本茜