上賀茂神社 ご奉納
2021年11月23日(祝)
【鎧着初式 】
MIYAKO YOROI―KIZOME

今年も晴天に恵まれ、晩秋の彩り。
1月に【明珍】の名を襲名された鎧司「明珍阿古氏」を中心に奉納式が執り行われた。
午前中には、11月23日という事で上賀茂神社では新嘗祭が斎行され、午後より鎧着初式。

本藍染の大鎧を纏うのは、観世流能楽師 片山峻佑氏 
鎧姿の女性が明珍阿古氏

本殿東にあるお社では、右近の橘(よろいのや奉納)・左近の桜(桜の会奉納)の植樹祭も執り行われ、メインは子供達稚児の【元服式】。
最後は、沼津戸田の橘香る舞台で、奉納舞「高砂」が奉納され大変深い式典となった。
仕舞 「高砂」片山峻佑
関係者一同、藤木権禰宜のお祓いご配慮で大変パワーを充電させて頂いた。
ありがとうございました。





本日より源鳳院にて、始まりました。
2021年9月3日~5日迄(10:00~17:00)
https://www.facebook.com/events/656228638669950


自然は優しい案内者
賢明で、公正で、しかもやさしい、、、
とはモンテーニュの言葉。
付け加えるなら「厳しくもあるよ」
自然の宝庫、美山の「京 茜」で、染め・織られた作品は、厳しい現在の状況の未来に向けて何を感じてもらえるでしょうか。


自然蛍光する、茜色素の免疫力を高める光を浴びて、日本人の底力を皆様が蓄電発光して頂けたら幸いです。
昨日11月23日は、
「美しい鎧を纏って神様にあふひ」
【鎧着初式】
Miyako Yoroi-KIZOME
永年、夘月永年阿古夫妻が創作、又指導され日本各地で創られた【王朝の鎧】が晩秋の上賀茂神社を飾り、奉納式(行列、参拝)・奉納舞(観世流能楽師 片山俊佑・高砂)が滞りなく斎行された。
色々な事態・状況で、「イベント」は中止・延期されるが、「神事」は実行される意味が今回改めて良く理解出来た。
成人式も大変重要な催しだけど、古来行われた、「着初式・元服式」も広がり、稔の秋【五穀豊穣・秋の風物詩】となれば良いと思う次第です。
鎧司 夘月阿古氏
今回ギリギリまで製作されていた「稚児鎧」は、岐阜のお子さまの元へ、そして参列された。
よろいのや製作、絹製 能楽師マスク


絶滅危惧種「日本橘」奉納
沼津戸田 森林組合の方々。
出水には、日本橘の実と枝葉。


「本藍染め威し糸」で組まれた、大鎧。


「植物本藍染め威し糸」の大鎧。
「高砂」を舞うのは、観世流能楽師
片山俊佑(15歳)
京都・宝鏡寺で文楽を楽しむ会
ー京絞り衣装「結」完成記念ー
一昨日無事終了しました。

参加して頂いたお客様、
企画して頂いたきものSalon編集長・スタッフを始め、
人形使い吉田勘弥氏関係者の方々
皆晩秋の一時を楽しんで頂いたと思います。
扉が閉ざされた暗闇の空間に、
幽かな溢れ日、和蝋燭二本の明りが古来の営みを、、、
あらためて「金箔」の存在が、
当時の人々が華美ではなく、
生活の中に必要とした合理的な闇夜の中に明るさを求めた心情を、
襖の金箔に反射した光に感じました。
師走、何時までも酔いしれてる間はありませんが、、良かったです。

賀茂別雷神社参拝
葵、、、
あふひ、、、
逢う日、神に会い迎える日の為に装う金工細工尽くし、
その柄数新旧合わせて多数。





本日より12月1日まで、鯖江市まなべの館にて開催されており、
「二葉葵染め」の作品が特別陳列されてます。

佐竹司吉氏が二葉葵を
灰汁・孔雀銅・チタン・錫・鉄で糸染めし
奉献された五色の絹糸は
来展された方々が「鯖江の葵」で
大変上品で綺麗な色が出たと喜んでおられました。












賀茂別雷神社(上賀茂神社)
第四十二回式年遷宮
去る10月7日国宝権殿前にて
「二葉葵染作品奉納奉告祭」が斎行されました。

福井県鯖江市「葵の会」葵育生者の皆様のご協力を得て
平成27年5月「葵祭」終了後、
吉江町の畑にて間引きされた二葉葵を分けてもらい、
京都・東京の染織関係者6名で7作品を製作、奉納させて頂きました。

▲鯖江市吉江町の葵の会の皆様と
10月以降、神社内で展示予定、
又今回お世話になった福井県鯖江市の「まなべの館」にて、
「第八回鯖江市美術展(11月27日〜12月1日) 」に特別展示されます。
「二葉葵草木染研究会」の発足・活動が不足している
「二葉葵」の育生者増員と町のアピールのきっかけとなる事を願います。
又、今回上賀茂社家の関係者、
神官の皆様その他多くの方々のご協力、助言の数々により
皆の作品が出来ました事、感謝致します。

▲上賀茂社家を学ぶ会代表伊藤様

▲鯖江の葵畑

▲鯖江の葵畑



▲刺繍家 森康次氏が葵で染めた刺繍糸








ルーブル「SNBAフランス芸術家協会国際展」
2014年12月11日~14日開催
ルーブルでの催しの正式な案内状が本日届きました。
「ルーブル美術館展 フランス宮廷の美 」を東京で観たのが
2008年 日仏交流150周年の時、
本野千代子氏会場構成もと、圧巻の展示内容だった。
今月11日より光栄な事にそのルーブルで我ら組合メンバー8名の作品が展示される。
企画して頂いたのは、京都 マリア書房代表の美才女 高野明子氏。
展示において多くの方々に見て頂く事も重要な目的だが、
今回はそれに加え、同組合員 種田商店 種田靖夫氏の企てにより、
Duperre国立美大において実演&講演を行う。
今回の目的で一番重要なのは、
高齢化が進んでいるとは言え現在も絞りに携わる
職方・製造業社が存在するという事を知って頂く事。
減少する職人については世界共通の思いだろうが、
職人を増やす妄想努力より、物を創造して職人に依頼し、
己が風呂敷担いで売りに行く人を増やすのが先決、、、自ずと職人は増える。
世界中の方々が京都へ物作りに来ていただければ幸いかと。
技法本も取り敢えず英語版も完成、世界中に配ります。




