灼熱の夏を待てず、、、
催しがあり諸事情もあって、藍染。
どの天然染料も総絞りを染めるには、そこそこの量と白目(括った状態)の染色前処理に時間が要するので、タイミングが悩み所。
京都で唯一?世界で唯一?、水田で藍を育て続ける保津藍さんの元へ。
若い女性主人は、数年前働き盛りの師匠 お父様を亡くされてから現在まで、無我夢中で工房を守り頑張っておられてます。
大正時代まで続いた京都市九条辺りで広大に栽培されていた「京の水藍(水田藍)」。
諸説あるけれど、現代版水藍に挑戦し続ける保津藍さんには、敬意を表します。
果実を採取すると和蝋燭の原料に、ビン髪油などなどにも古から仕様されている優れた木。
櫨染めに蘇芳を染め重ねたら「黄櫨染こうろぜん」。
鹿の子絞りに櫨染め後、蘇芳をかけて、、、思ったけれど、
特別な式典に天皇陛下が着用される植物染め「黄櫨染御袍」の禁色。
蘇芳を煮詰め出したところで、畏れ多くなってきて止めました。
「櫨」、一色だと黄土色、本疋田に染めると、それはそれで鮮やかで綺麗。
日本橋丸善にて、、間に合うか。
【日時 】 令和6年3月16日(土)~24日(日)
「日本橘 たちばな」にご興味ある方は、是非お越しくださいませ。
日本茜伝承プロジェクト展示会 第6回 ー茜さす日本の色ー
2024. 3. 8
本日より始まりました。
皆様の御来展お待ち申し上げます!
2024年3月8日~12日
(10:00~17:00 最終日16:00)
江戸末期、日本で初めて日本茜で「日の丸」を染めたと云われている地域、飯塚。
昨年、美山に交流会に来られ、現在「飯塚市筑前茜染協議会」を立ち上げ、茜の栽培・染織の再生に市をあげて取り組んでおられます。
3月8日~12日、和順会館での、
「茜さす日本の色」展
には、博多織技法で織られた「日の丸」を展示協力して頂く事になってます。
綺麗に織られた日の丸です。
又、畑から車で15分程近くに、「飯塚市歴史資料館」があり此方には、30年ほど前に、催し場所探しで白蓮宅と共に訪れ拝見した、飯塚市立岩「堀田遺跡」で出土した数々の前漢鏡や、土器が展示されています。
当時、印象的だった鏡が、国指定重文 銘鏡「 日有喜 」。
連弧文の一文が、
【日有喜月有富】日に喜びあり月に富あり。
改めて、拝見し損傷無く綺麗に保管展示されておりました。
展覧会に間に合うか微妙ですが、鏡に刻まれた「日 月」を、日本茜(赤)と、日本橘(黄)で現在製作しています。
上賀茂神社 ご奉納 【鎧着初式 】 MIYAKO YOROI―KIZOME
2021. 12. 23
上賀茂神社 ご奉納
2021年11月23日(祝)
【鎧着初式 】
MIYAKO YOROI―KIZOME

今年も晴天に恵まれ、晩秋の彩り。
1月に【明珍】の名を襲名された鎧司「明珍阿古氏」を中心に奉納式が執り行われた。
午前中には、11月23日という事で上賀茂神社では新嘗祭が斎行され、午後より鎧着初式。

本藍染の大鎧を纏うのは、観世流能楽師 片山峻佑氏 
鎧姿の女性が明珍阿古氏

本殿東にあるお社では、右近の橘(よろいのや奉納)・左近の桜(桜の会奉納)の植樹祭も執り行われ、メインは子供達稚児の【元服式】。
最後は、沼津戸田の橘香る舞台で、奉納舞「高砂」が奉納され大変深い式典となった。
仕舞 「高砂」片山峻佑
関係者一同、藤木権禰宜のお祓いご配慮で大変パワーを充電させて頂いた。
ありがとうございました。





京絞りの源流を探る「閑かなる青」展
2021. 12. 22
2021年11月10日 京絞り寺田
京絞りの源流を探る
「閑かなる青」展








オブジェを創る落合邦子氏、
衣装を創る新井典子氏、
帯は、西陣織 佐竹孝機業店さんに協賛頂いております。





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隣接するギャラリースペースには、古谷尚子氏の、
「陶と布と、時々母の書」展
30年近く多忙な中、作陶された力作の「陶器の数々」が並びます。






京茜 Kyo Akane -伝統工芸と天然染料の未来展-
2021. 9. 5
本日より源鳳院にて、始まりました。
2021年9月3日~5日迄(10:00~17:00)
https://www.facebook.com/events/656228638669950


自然は優しい案内者
賢明で、公正で、しかもやさしい、、、
とはモンテーニュの言葉。
付け加えるなら「厳しくもあるよ」
自然の宝庫、美山の「京 茜」で、染め・織られた作品は、厳しい現在の状況の未来に向けて何を感じてもらえるでしょうか。


自然蛍光する、茜色素の免疫力を高める光を浴びて、日本人の底力を皆様が蓄電発光して頂けたら幸いです。
【黒文字と楠木】抗菌力と色彩・布とオブジェ ーきものと帯と小物達ー
2021. 7. 16
日時
2021年6月9日~14日
10:00~19:00
植物の力 -京都美山の宝物- 【日本茜を染める 展】
2021. 3. 11