作成者別アーカイブ: sino

藍の世界

2024. 3. 30
連日 植物の力
保津藍
 
灼熱の夏を待てず、、、
催しがあり諸事情もあって、藍染。
 
どの天然染料も総絞りを染めるには、そこそこの量と白目(括った状態)の染色前処理に時間が要するので、タイミングが悩み所。
 
京都で唯一?世界で唯一?、水田で藍を育て続ける保津藍さんの元へ。
 
若い女性主人は、数年前働き盛りの師匠 お父様を亡くされてから現在まで、無我夢中で工房を守り頑張っておられてます。
 
大正時代まで続いた京都市九条辺りで広大に栽培されていた「京の水藍(水田藍)」。
諸説あるけれど、現代版水藍に挑戦し続ける保津藍さんには、敬意を表します。
 

櫨ハゼを染める

2024. 3. 29
植物の力
櫨の木(戸田森林組合 産)
 
秋には、鮮やかな紅葉を魅せる櫨ハゼ。
 
果実を採取すると和蝋燭の原料に、ビン髪油などなどにも古から仕様されている優れた木。
 
櫨染めに蘇芳を染め重ねたら「黄櫨染こうろぜん」。
鹿の子絞りに櫨染め後、蘇芳をかけて、、、思ったけれど、
特別な式典に天皇陛下が着用される植物染め「黄櫨染御袍」の禁色。
蘇芳を煮詰め出したところで、畏れ多くなってきて止めました。
 
「櫨」、一色だと黄土色、本疋田に染めると、それはそれで鮮やかで綺麗。
日本橋丸善にて、、間に合うか。

日本橘の色彩

2024. 3. 15
市政100年記念事業
戸田森林組合主催
 
へだたちばな が
鎧を飾る時
 
-天皇ゆかりの深い
たちばなについて-
 
 
【場所】 沼須御用邸記念公園
 
【日時 】 令和6年3月16日(土)~24日(日)
 
「日本橘 たちばな」にご興味ある方は、是非お越しくださいませ。

日本茜伝承プロジェクト展示会 第6回 ー茜さす日本の色ー

2024. 3. 8
本日より始まりました。
皆様の御来展お待ち申し上げます!
 
知恩院前
和順会館ギャラリー
 
2024年3月8日~12日
(10:00~17:00 最終日16:00)
 

筑前茜染

2024. 2. 25
(一社)日本茜伝承プロジェクトの活動
 
【筑前茜染】
 
福岡 飯塚市立岩
江戸末期、日本で初めて日本茜で「日の丸」を染めたと云われている地域、飯塚。
昨年、美山に交流会に来られ、現在「飯塚市筑前茜染協議会」を立ち上げ、茜の栽培・染織の再生に市をあげて取り組んでおられます。
 
3月8日~12日、和順会館での、
「茜さす日本の色」展
には、博多織技法で織られた「日の丸」を展示協力して頂く事になってます。
綺麗に織られた日の丸です。
 
又、畑から車で15分程近くに、「飯塚市歴史資料館」があり此方には、30年ほど前に、催し場所探しで白蓮宅と共に訪れ拝見した、飯塚市立岩「堀田遺跡」で出土した数々の前漢鏡や、土器が展示されています。
 
当時、印象的だった鏡が、国指定重文 銘鏡「 日有喜 」。
 
連弧文の一文が、
【日有喜月有富】日に喜びあり月に富あり。
 
改めて、拝見し損傷無く綺麗に保管展示されておりました。
 
展覧会に間に合うか微妙ですが、鏡に刻まれた「日 月」を、日本茜(赤)と、日本橘(黄)で現在製作しています。
 

上賀茂神社 ご奉納 【鎧着初式 】 MIYAKO YOROI―KIZOME

2021. 12. 23

上賀茂神社 ご奉納
2021年11月23日(祝)

【鎧着初式 】
MIYAKO YOROI―KIZOME

今年も晴天に恵まれ、晩秋の彩り。
1月に【明珍】の名を襲名された鎧司「明珍阿古氏」を中心に奉納式が執り行われた。

午前中には、11月23日という事で上賀茂神社では新嘗祭が斎行され、午後より鎧着初式。

本藍染の大鎧を纏うのは、観世流能楽師 片山峻佑氏

鎧姿の女性が明珍阿古氏

本殿東にあるお社では、右近の橘(よろいのや奉納)・左近の桜(桜の会奉納)の植樹祭も執り行われ、メインは子供達稚児の【元服式】。

最後は、沼津戸田の橘香る舞台で、奉納舞「高砂」が奉納され大変深い式典となった。

仕舞 「高砂」片山峻佑

関係者一同、藤木権禰宜のお祓いご配慮で大変パワーを充電させて頂いた。
ありがとうございました。

京絞りの源流を探る「閑かなる青」展

2021. 12. 22

2021年11月10日 京絞り寺田
京絞りの源流を探る
「閑かなる青」展

オブジェを創る落合邦子氏、
衣装を創る新井典子氏、
帯は、西陣織 佐竹孝機業店さんに協賛頂いております。

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隣接するギャラリースペースには、古谷尚子氏の、
「陶と布と、時々母の書」展

30年近く多忙な中、作陶された力作の「陶器の数々」が並びます。

京茜 Kyo Akane -伝統工芸と天然染料の未来展-

2021. 9. 5

本日より源鳳院にて、始まりました。
2021年9月3日~5日迄(10:00~17:00)
https://www.facebook.com/events/656228638669950


自然は優しい案内者
賢明で、公正で、しかもやさしい、、、
とはモンテーニュの言葉。
付け加えるなら「厳しくもあるよ」

自然の宝庫、美山の「京 茜」で、染め・織られた作品は、厳しい現在の状況の未来に向けて何を感じてもらえるでしょうか。


自然蛍光する、茜色素の免疫力を高める光を浴びて、日本人の底力を皆様が蓄電発光して頂けたら幸いです。




【黒文字と楠木】抗菌力と色彩・布とオブジェ ーきものと帯と小物達ー

2021. 7. 16
場所
岡山シンフォニービル
地下階ギャラリー
日時
2021年6月9日~14日
10:00~19:00

植物の力 -京都美山の宝物- 【日本茜を染める 展】

2021. 3. 11

植物の力
-京都美山の宝物-
【日本茜を染める 展】

東京 日本橋丸善
三階ギャラリーにて開催中

3月10日~16日(最終日16時)
10日より、京都和順会館での催しを一部移動し、東京の参加者を加え展示しております。

京都 【美山・日本茜】の透き通る茜の色彩をご覧頂き、未来の可能性を探る良い機会となればありがたいです。